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Ａさん（男性・７０代）は、停車中の車の助手席に同乗していたところ、後ろから来た車に追突されました。この交通事故によって、Ａさんは左肩に大怪我を負い、入院、通院を余儀なくされました。

Ａさんは、退院後、約6か月通院したところで、症状固定と保険会社から言われ、「まだ痛みが残っているので、通院したい」と最初のご相談にいらっしゃいました。

痛みが残っていても治療効果があれば、通院の継続が認められるかもしれないので、通院先の医者に継続した治療をお願いするようアドバイスをしたところ、さらに3か月の通院が認められました。

症状固定後もやはり痛みは残っているようでしたので、後遺症診断書をとり、後遺障害の申請をすることにしました。

左上肢の可動域の制限がありましたが、後遺障害等級が認められる制限はなかったため、肩の痛みが残っている点についての判断となり、14級9号が認められました。

裁判をして、さらに上の等級を目指すかという検討も行いましたが、Ａさんが早期の解決を望んだため交渉で話をまとめ終了となりました。

（解決金額）　約350万円
入通院慰謝料　約190万円（裁判基準）
後遺症慰謝料　110万円（14級の裁判基準）